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水晶の種類(形による分類)


代表的な水晶の仲間 形による分類



クラスター(cluster) 群晶

水晶クラスター水晶群晶

水晶のクラスター(群晶)は、いくつかの単結晶クリスタルが共通の基盤を分ち合って形成されたものです。

形は様々で比較的大きなポイントが寄り集まったものや、細く短いポイントがひしめいて、それこそ花のような感じを受けるものもあります。

クラスターが光を受けると、それぞれのポイント同士が光を反射しあい、空間を浄化する作用があると伝承され、玄関や部屋によく置かれます。また、他のアクセサリーなどのベッドとして使用している人も多いようです。

共通の基盤を分ち合って形成されている形状から、調和と協力を象徴し、家族・人が集まる場所などにおかれる場合が多いようです。



ポイント 単結晶

水晶ポイントポイント

水晶ポイントとは単結晶、あるいはクラスターから外された一つの結晶を指します。

水晶の結晶原石は、二酸化珪素Si02が六方晶系の結晶構造をもっており、柱面同士は常に120度で隣り合わせしており、柱面と錘面の角度は常に128.13度という一定の決まりをもっています。



レーザー型水晶

レーザ型レーザー水晶

【レーザー型】

レーザー型は細く長い水晶の結晶を指して言います。

レーザー型の中には、結晶同士をふれあわせると金属音の様な音色で響きあうものがあり、これをシンギングクリスタルと呼んだりします。

【商品掲載ページ】
レーザー型



レムリア水晶

レムリアレムリア水晶

【レムリア水晶】

レムリア水晶は、形状としてはレーザー型に分類されます。

レムリア水晶の特徴はほのかに薄いピンク色と柱面に条線(成長線)がある点です。
条線は柱面に横に入っており、通常の水晶にも入っている場合がありますが、レムリア水晶の場合は条線がはっきりとしています。
また、柱面の幅が幅広の面、幅細の面と交互になっているモノが多くみられ、全体的に先細りとなり先端部の錘面は小さくなる形状のモノを分類しています。

【商品掲載ページ】
レムリア水晶



カテドラル水晶

カテドラル水晶カテドラルライブラリー

カテドラル聖堂カテドラル水晶は、階段状に折り重なるように頂点を形作っているものを言います。

カテドラルとは西洋の教会の大聖堂の事で、ゴシック建築に見られるように幾つもの尖塔が並び立ち一つの聖堂を形作る様を連想させる事からその名が付いたと言われます。



ハーキマーダイアモンド

ハーキマー水晶ハーキマーダイアモンド

ハーキマーダイアモンドとはダイアモンドではなく、ニューヨーク州ハーキマーで産出する水晶を呼びます。

岩石の空洞中に成長し、DT(両錐)で柱面が非常に短いタイプの結晶です。結晶の透明度が高くまた強い輝きを放ちます。ダイアモンドの結晶に近い形状と輝きからハーキマーダイアモンドと呼ばれます。

この水晶が成長してる空洞には黒っぽいタール状の有機物が張り付いており、ハーキマー水晶の結晶内にはこれを内包しているものも多くあります。

短い柱面と両方にある錐面という形状の単結晶が基本形ですが、幾つかの結晶が同居し重なり合うものもあり、それらは大変ユニークな形状となります。



両錘(D・T)/ファーデン水晶

両錘水晶エレスチャルクオーツ平行連晶

【両錘/DT(ダブルターミネーテッド)】

両錘は結晶の両側に頂点があるものを指し、ダブルターミネーテッドとも云います。
水晶の多くは、上のクラスターの様に母岩から成長する形で頂点は一つですが、母岩を伴わず結晶の成長に支障のない空間があると両側に頂点が出来るようです。

【ファーデン水晶】

ファーデンとはドイツ語で糸とか紐のことで,水晶の内部に糸のような筋が通っているモノをファーデン水晶と呼びます。
ファーデン水晶の多くは中心部の糸のような筋を境に、左右対称に結晶が発達していおり、この糸のような筋を起点に水晶の結晶が成長したと考えられます。



エレスチャル(スケルタスクオーツ・骸骨水晶)

エレスチャルクオーツスケルタス水晶

エレスチャル水晶はスケルタス水晶(骸骨水晶)と呼ばれる事もあります

エレスチャル水晶の形状はハーキマー水晶の様にDT(両錐)で柱面が非常に短いタイプの結晶が多いのですが一様ではありません。この水晶を特徴づけるのは内部に層がある点です。内部に層がある水晶としてはファントム水晶(山入り水晶)がありますが、エレスチャル水晶のものとは全く違います。エレスチャルの内部の模様は、池や水たまりに張った氷に見える幾何学的な不思議な模様に似ています。そしてそれが立体的に内部に幾層にも重なっています。そして層と層の間は空間になっているものもあり、まれに水分が閉じこめられた水入りのエレスチャル水晶もあります。

一番外側の触れる事の出来る部分は、完全に平坦で内部にのみ模様状の層が見えるもの、一部外側にも模様が現れるもの、外部も内側からの複雑な形状をそのままに露出させているものなど様々ですが、外部もほとんど複雑な形状となっているものを見ているとスケルタス(骸骨)というネーミングもうなずけます。

【商品掲載ページ】
エレスチャル水晶



キャンドルクオーツ

キャンドルオーツスケルタス水晶

キャンドルクオーツは、マダガスカル産の白濁したミルキークオーツに多く見られ、一つの大きな結晶の柱面を取り囲むように細かな結晶の成長が見られるものを言います。この形がロウソクが燃えロウがたれた時の様に感じられる事から、キャンドルクオーツとの愛称が生まれました。
柱面の形状は、カテドラル水晶に似る場合もありますが、違いは、芯となる一つのポイントがあり、その錘面の形状はカテドラル水晶ほど複雑ではない事です。逆に柱面はより複雑な形状である事が多く、上部に向かっていくつもの折り重なりがあります。


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